空手と師範との出会い

僕が空手と出会ったのは、29才のとき、歩いて5分くらいのところに道場があって、通いはじめた、ボクシングの経験はあったけど、空手は、はじめてだから、ワクワク感もあったけど緊張感もあった、稽古初日、まったく、ついていけない、タバコを吸っていますなんて、言い訳にもならない、それくらいキツかった、中でも柔軟は無理矢理、押されながら引っ張られるものだから、筋が切れるかと思った、でも師範はすごく優しくて、強くて、人間としても素晴らしい人だ、師範は言う、いくら稽古をしても大会で優勝をしても、ストリートで通用しなければ意味がない、なぜか、刃物は凶器であり料理を作るものでもある、せっかく使うなら、凶器として人を殺すより、おいしい料理を作るために使った方がいい、つまり大事な人を守るためや自分を守るために使った方がいい、喧嘩やイジメに使うのは、よくないと言っていたのを覚えてる、僕にとってすごく心に響く言葉だった。